楽器の演奏音が直接聞こえる席は、全然違うわ…。
前回2021年のシンパシーでは感染症の都合もありオンラインでの視聴となりましたが、ライブの音には敵わない。今回は渋谷まで足を運んでの参加です。やったほうがよいものはやっておく主義なので、1週間前にファイザーワクチンを接種。あとは腹を括るだけです。
本シンパシーで公演される楽曲の歌詞を和訳。うーん、英語が聞き取れれば苦労しないのに…。時間はかかりましたが、Google翻訳と手訳で意味をとらえると、作り手たちのこだわりが伝わってきました。様々なドラマがあったものです。ライブイベントは一期一会、ケチっても仕方ないのでラッピーペンライト付きでチケットを購入しましたが、過去2015年と2018年のペンライトも持参。緑の帯はライブシンパシーで参加者に配布されたハンドベルト。もちろん捨てるわけないじゃないですか。ちなみにラメの利いた濃い青のペンライトが1本だけなのは、ライブシンパシーで興奮して振り回した挙句ぶっ壊したから。
物販の受け取りは11時-11時半。慌ててbunkamuraに入ったところ、見事に入口が違った様子。bunkamuraのコンサートホールは、2cellosのライブで一度来たことがあったのですが、もう記憶の彼方ですわ。無事物販コーナーで 「シンパシー2023」ブランケット と『ファンタシースター』35周年記念デスクカレンダーを回収。特段 買わなくてもよかったのですが、ほんの気持ちです。受け取りの際つけてもらった袋はスーパーの袋…。いつもシンパシーはラッピーの絵が描かれた専用の紙袋に商品を入れてくれていたのですが…。あまりにがっかりし道の整備をしていた係の男性に尋ねたところ、リサイクルなにがしの関係でこうなったとか。むぅ、とにかく残念。シンパシーは2013年から参加していますが、過去オフラインで参加したイベントのものはすべて保管してあります。
早めの昼飯をbunkamura入り口前に構える「ひもの屋」さんで腹ごしらえ。立派な鰺でした。炭火焼はいいっすね。
会場前の入り口は上記の通り。先日、政府が新型コロナを第5類扱いにする方針を打ち出したばっかりです。いつまでもオフイベが下火なのは楽しさ半減です。
パンフレットは、過去の感謝祭で配布されたクリアファイルに入れて。裏面はサモナーの準NPC達が描かれたもの。2016年ごろに配布されたものかな。急いで引っ張り出してきたので、偶然これになっただけです。
演奏のラインナップは公式サイトにある通り。気になったものについてコメントを残しておきます。
第1部 - オーケストラパート -
●Phantasy Star Online OPENING THEME ~The whole new world~(PSO)
シンパシーのオーケストラ開幕曲と言えばこれ。何度も聞いていますが、全然枯れませんわ。むしろ、しなやかに広がる音がこれからの世界に引き込むようです。確か小林さんがPSOの時に作曲されたモノだったと思います。狙い目はばっちりですよ。管楽器が嬉しそうな音を響かせること。
●Guardians(PSU)
ファンタシースターブランドとの付き合いはPSO2からで、あまり過去作のことは分からないのです。ただ、これまで参加してきた感謝祭で、アークスたちがイーサンの活躍を称える会話を聞いたことがあります。過去に友人からもプレイすることを勧められたこともあったような気がしましたが、その時はデビルハンター業務が忙しくて手つかずになってしまいました。もったいないことしたかな。古株のうちのマスターの話では、最後の方は担当ディレクターの采配がひどくて不評だったようですが…。
●The whole new world - Short Version - (PSO2)
PSO2を象徴するBGM。正にアッシュ君がワープゲートに飛び込むところから物語は始まり、そして終わりました。中年コスプレシリーズ - アークス - で公開していますが、ストーリー進行の際には、うちのスレード中佐も正装のバトルスーツで飛び込んでいます。NGSでもこれだ、というものが見つかればよいのですが…。デフォルトのバトルスーツをアクセでカスタマイズするとかなりイケてるようになるようですが…。
●la L'inno per il "IDOLA" - Persona di Onnipotente - (PSO2)
高野さんのテノールがないことにはルーサーは、本当にただの負け犬になっちまうぜ。公式パンフレットでも小林さんがコメントしている通りシンパシー2015、2021、2023と3度目の出演。凄すぎて言うことありません。あとは練度を上げていくしかないでしょう。ちなみに高野さんは黒の燕尾タキシード。かっこいいねぇ。ダークファルスペルソナといいい、おれはこのタイプの戦闘シーンがスキかなー。壁ボスはあんまり…。
●Resonant Nation - Opening Ver. -(PSO2)
「えー、わたしは防衛戦の奴がサイコウだったなぁ」。昼の部の公園が終わり、会場から出た際に女性のアークスの方が嬉しそうに談笑していた一コマ。防衛戦はPSO2を加速させた名コンテンツの一つ。オープニングムービーの冒頭、キリっと決めるリリーパですが、ダーカーの群れを前にやっぱり逃げ惑うことになるリリーパ族。大問題を起こしたばかりでしたが、ゲーム全体に勢いがありましたね。
●Borderless(PSO2)
最多プレイヤー数を更新したEp4。大ボスはマザーやデウスエスカでしたが、広報担当は大和をおいてほかにない。様々な嗜好を求めるプレイヤーが増えすみわけ需要に応えるべくエキスパートが実装されました。後に運営が「エキスパートシステムは実装するべきではなかった」と述べています。おれもこれはいらなかったと思っています。ボーカルはもちろんフローレンス マックネアーさん。前回はぴっちりとしたドレスだったと思いますが、今回は青い生地で肩と胸元を大きく開いたローブのような衣装。
●DYREINA(PSO2)
花れんさん、あなたの声を聞きに来ているのです。やけにツボにはまっている輩がここにおります。今回のオメガ語はDFアプレンティス・オメガの第2戦闘シーンで流れるBGM。花れんさんは、ゲームの舞台となったエピックをイメージしたダンサーの装いでした。花冠もつけて、ちょこっとだけダンスを付けて、歌い上げてくれました。Ep5はバスタークエストが大変なことになっていましたが、コーデ・アクセ関連はお気に入り衣装が多数ありました。アルディナクス、アルディナアードが中佐の普段着として固定です。
●Primordial Darkness(PSO2)
ゴモルス戦のBGM。オーケストラアレンジするとここまで壮大になるのかと、本領を発揮してくれました。評価がガラッと変わります。ハリエットが『純然たる破壊意思』と述べている通り、悍ましいその姿はPSO2っぽくない気もしましたが、悪役は悪に徹することが必要なのです。いかんせんタフすぎるエネミーでした。
●Crying your Phantasy(PSO2)
シオンがアッシュ君に贈る哀歌。シバ様の時止め→即死攻撃を何とかしのぎ、倒した後のあの展開。歌詞にある通りシバ様との決着がアカシックレコードに刻まれた歴史の最後。この曲も和訳していますが、なるほどなるほど、という気づきが多かったです。なんにしても、エンディングに入る前のマトイちゃんの悲鳴がとても印象的だったこと。いやー、プロは違うわ。
●Unfathomable Darkness 【Vocal Ver.】(PSO2)
そして目玉演奏曲の一つ、歌詞付き深淵なる闇BGM。エイミーブラックシュレガーさんと花れんさん、高野さん、光吉アニキで歌い上げてくれました。Thank youと同様にそれぞれが4人のダークファルスと対応しているようでした。Unfathomable Darknessは、シンパシー2015で演奏されて以来。4人のヴォーカリストの声が凄すぎちゃって、印象はったく違うものになりました。これ、歌詞とか詳しく知りたいなぁ。NGSもダークファルスの面々やシバ様のように印象的なカタキ役を用意できるのだろうか。
第2部 - ライブパート -
●Ignite Infinity(PSP2i)
PSO2以前のゲームは分からないのですが、アネットさんはシンパシー2013年お見かけしたことがあります。グラマスなボディにぴっちりと張り付いた黒のレザースーツ。胸元が大きく開いて眩しい限りですな。などとアホなコメントはさておき、ファンタシースターシリーズのプレイヤー達御用達のこの曲は、ペンライトを決めるタイミングが取りやすくてよいのです。このとき既に腕が痛くなっていたのですが、インフィニッティー、なのです。ナギサ、かっこいいすね。
●For Brighter Day(PSU)
Sympathy2013で「For Brighter Day」に触れて以来、超ツボなのです。Sympathy2013で配布されたミニアルバムで聞くとともにyoutubeでもよく聞いています。PSO2ではチームルーム - 夜景 - とFor Brighter Day (ver.orch) の相性が抜群です。チムメンからのリクエスト頻度も多かったです。歌ってくれたのは有坂美香さん。緑色のドレスでした。
●Burning Hearts ~炎のANGEL~
前を向け(We are Arks)、立ち上がれ(We are Arks)。あ、違うか。
PSO2でもバニレン緊急が実装されたことがありましたね。アークスの活動を象徴するクエストで、おれはいいと思うのですが、PSEバーストのような派手さやお祭り感を与えることができなかったのか、あまりウケはよくなかったようです。そりゃ、消化活動やってるのにサイクロネーダが3体も出てきて鉄球ぶんぶん振り回そうもんなら、救護どころじゃないですわ。Unfathomable Darknessでは黒のタキシードでしたが、この時は動きやすいTシャツと首かけタオル。足の蹴り上げも見事でした。それぞれ各自が思い思いの色を点灯させていましたが、ラッピーペンライトが見事に赤一色に染まったのです。
●All Arks(PSO2)
ナレーションの佐藤さんが「様々なメディアで披露された、アークスを鼓舞するこの曲」とコメントした通り、この曲を聞かない事にはアークス達はもう動けない。2019年5月末に実装された「終の艦隊迎撃戦」。どこからともなくビームがやたらにキツく、紙装甲に弱体化されたHrでかなり苦戦しました。そしてネメス・アンジュール。四肢を砕かれても戦い続けるその姿に、「本当の主人公はお前だよ」と尊敬の念を抱く人もいた様子。とにかく◎です。Ep6開幕移行シバ様にゴテゴテにされ、アップデート内容もパッとしていなかったことを覚えていますが、この緊急クエストが来てからは大盛り上がりですわ。シンパシー2023前日に、倉庫に残っていたトリガー「T:宇宙を斬り裂く紅き閃機」を引っ張り出し、All Arksを予習していました。ええ、当然コテンパンにやられましたわ。エイミーさんも青いドレス。エイミーさんは歌い始める前の顔がすごい生き生きしているが印象的なのです。「やってやるぜー」って感じ。
●Hello(PSO2)
そして「Hello」。歌い上げてくれたのはもちろん有坂美香さん。歌の前にマトイボイスで佐藤さんがコメントを添えてくれました。今回歌詞を手訳しましたが、ただただ健気。何度か目頭が熱くなりました。
How beatiful, all you've gave me.
I have you in my heart in every breath I take.
I can see a whole new world with you beside.
I hope in time you feel the same.
とかとか。「I have you in my heart in every breath I take.(息をするたび貴方のことが心に浮かぶ)」なんか、ハートアイのハートが10個くらいついてるんじゃないか、って思ってしまった…。ずっとガチムチマッチョおっさんのスレード中佐なので年齢差が激しく、マトイちゃんの保護者、みたいな感じなストーリーに見えていましたが、設定年齢が近ければ見え方のも違ったのかもしれませんね。シオンの作り出したもの、としてスレード中佐とマトイちゃんを並べられても、むぅ、という‥。
●戦いの歌 ~Against fate~(NGS)
Twitterでもご本人がツイートされていますが、今回もナーデレフに合わせての黒いドレスの田所あずささん。むぅ、次代のシンパシーを支える重要人物ですな。Jazz曲なので生演奏が付かなかったのが本当にもったいない。実はリテムの最後の方はPCの調子が可笑しくなったっぽくちゃんとストーリーシーンが再生されていなかった。リトライ機能用意してくれたし、もう一度やろうかね。
第3部 - オーケストラパート② -
●Central City(NGS)
セントラルシティーのBGMは尊いわ。オーケストラアレンジされて、音程の持つ壮大さに気づかされました。NGSになって、シーズンシティのBGMがどれもお気に入り。残念なのがそもそもセントラルシティにいないことが多いので、チャンスを逃してしまいがち、ということ。まぁこればかりは仕方ない。今後やかましいBGMが実装されて、旧PSO2のゲートロビーのように延々と聞き続けなければいけないのもヤだし。あぁ、今はマグがあるか。。
●Aelio Region Medley(NGS)
ハルフィリア湖のギガンティクスBGM、この時がグッときました。来月でいよいよDFとの決着。ハルフィリア湖の謎が語られるのかどうか。
●Retem Region Medley(NGS)
うるさいだけのスナイダルヴェラ、彼のBGMがオーケストラアレンジされ、迫力満点の仕上がりになっていました。女性の声と相まって、悲壮感を感じました。むぅ、スナイダルくんのギター音とぱっらったほうがいい緊急クエストになったんじゃないのか?
●弔いの歌 ~The beginning wind~(NGS)
田所あずささん、めっちゃうらやましい。オーケストラバックに歌声を披露できるとか、そうそうあるもんじゃない。リテムが実装されてしばらくの間、夢の中でこの弔いの歌がずっと流れていた時がありました。朝方しんみりしちゃってるんだよなー。
●Kvaris Region Medley(NGS)
ひそかに注目していたクヴァリスリージョンアレンジ。アムス・クヴァリスとの戦いのBGMがとてもよかった。ロストセントラルのBGMは演奏されていただろうか。あれも好き。同じく、オーケストラには含まれていなかったかもですが、クヴァリスキャンプのBGMが大好物なのです。リテムシティと甲乙つけがたいですが…うーん、クヴァリスキャンプかなぁ。
●Stia Region Medley(NGS)
ニルス・スティアのBGMがかなりツボであることは緊急を何度かやって気づきました。これもまた見事に壮大感が増大していました。このBGM聞くために参加してる節は実際ある。レヌス・リテムのように巨大なボスにすることもできたのでしょうが、不評だったのでこのサイズにまとまったのでしょうか。個人的には、レヌス・リテムに関しては何でもかんでもキンキンと攻撃をはじく印象が多くて、ユーザがヒマをするタイミングが多いことじゃなかったのかなぁと感じています。
●Dark Falz - Second Invasion ~ Meteorn's Song(NGS)
そしてエイミーさんの星渡りの歌。Ep6のころのスピーディーな曲とは打って変わって、拳の入れやすい曲で、おれは好きなのです。この曲を聞きながら、ダークファルスにひき潰されたり、駄々っ子パンチで押しつぶされたり、針で串刺しにされ足りするのです。Rank.2が実装されるまでは、やけに原始的な攻撃手段の多いダークファルスだな、と思っていましたが、Rank.2では波動を発生させてきてかなり苦戦したことを覚えています。
Ever shine are we !!
に合わせてダークファイルに引導を渡すことが肝なのです。
●アンコール - Thank you, A world Beyond The Sky
シンパシー2021で公開されて以来ですが、Thank youは絶対に来るだろうと思っていました。演者の面々を見ればやらないわけにはいかないだろう、といったところです。前回に引き続き、エイミーさん、花れんさん、フローレンスさん、光吉アニキの四方。歌詞を追っていて、開発者からの声を感じ取りました。10年に及ぶ航海(サービス展開)、本当にお疲れさまでした。そして、引き続きよろしくお願いいたします。Thank youのスタッフロールでは、マルモス親子がゆったりとを雪原を散歩していたり、ヴォル・ドラゴンが土浴びを楽しんでいたりと、フィールドを駆け回っている時には見落としがちなシーンが見れて良かったですね。そういえばオープンフィールドになって没入感が強く感じられるはずなのですが、フィールドにちりばめられた小さな発見などに目を向けなくなっていました。中年コスプレシリーズを再開させざるを得ないか…。終わり際、ラッピーペンライトを振り回すおれと目が合ったのか、花れんさんが手を振ってくれました(気のせい)。ズキューンですわ、ズキューン(アホ)。
※ふでちんさん、ナーデレフがお気になんですかね。線が生き生きしてるコマが多い。
ちなみに、シンパシーブログの冒頭は、開会までスクリーンに表示されている映像を掲載することをルールにしていたのですが、今回1階中央席を確保したところ、係の人に見つかってしまい撮影することができなかったのです。むぅ、規則なら仕方ない…。仕事の知識を使ってちょっと画像を拝借させてもらいました。※公式が、マトイちゃんにタイトルを重ねない体裁にしたのは相当こだわりがあったのだろうと思います。